AIカバーの作り方|別の声や自分の声で曲を歌わせる方法
AIがボーカルを別の声や自分の声で歌い直します。メロディー、タイミング、アレンジはそのまま。2つの聴き比べ音源と作り方を紹介します。

自分の曲をデュエット相手が歌ったらどうなるか聴いてみたい。デモを違う音域の声で聴かせたい。あるいは、スタジオを借りずに好きな曲を自分の声で聴いてみたい。そんなときに使えるのがAIカバーです。曲そのものを書き換えるわけではありません。AIがボーカルの音を1つずつなぞって歌い直し、メロディー、タイミング、アレンジは元のまま。変わるのは声だけです。
補正前と補正後
例として使うのは、ImageGPTのMiniMax Musicで作った、男性ボーカルのアコースティックバラード「Stay a Little Longer」です。まず原曲を、その後に内蔵の声2種類で歌い直した同じ曲をお聴きください。
使い方
まずDemucsがボーカルと伴奏を分離します。次に、歌声変換モデルのYingMusicが、選んだ声でボーカルを歌い直します。音程もリズムも同じです。新しいボーカルを伴奏にミックスし、完成したMP3を出力します。
声を選ぶ
| 声 | 声の特徴 |
|---|---|
| Bright | 女性、澄んだ甘いポップソプラノ |
| Alto | 女性、温かく息づかいを感じる声。ソウルやジャズ向き |
| Power | 女性、力強いロックベルト、少しざらついた質感 |
| Tenor | 男性、滑らかで軽やかなポップボイス |
| Baritone | 男性、深みのある温かいクルーナーボイス |
| Raspy | 男性、ハスキーなロックボイス |
6種類とも合成音声です。クレジットを使う前に、それぞれ「試聴」ボタンで確認できます。有名人の声はありません。
こんな使い方ができます
- デュエット相手の検討に。男性の声を想定して書いた曲で、歌い手を探す前に女性パートの響きを確かめたいなら、BrightかAltoで試せます。
- デモを聴きやすく。ギターに合わせて歌ったラフな録音を、バンド仲間に送れる、クリアで安定したバリトンやテナーのボーカルに変えられます。
- 好きな曲を自分の声で。自分の声の短いクリップをアップロードすれば、まるで自分で録音したような曲を聴けます。ただし、個人で聴くためだけに使ってください。
- 動画の音声にも。演奏動画のMP4を入れると、MP3のカバーを受け取れます。オンにすればアートワークも付きます。
- AIで作った曲にも。生成した曲のボーカルが気に入らなければ、アレンジを残したまま声だけ変えられます。
きれいに仕上げるには、録音状態のよい音源から始めましょう。観客の声が入ったスマートフォンのライブ録音より、スタジオ録音や配信音源並みの品質のファイルのほうが分離しやすくなります。分離したボーカルがクリアなほど、新しい声もクリアになります。
手順
- 「オーディオ」内の「AIカバージェネレーター」を開き、「曲をアップロード」から音声または動画をアップロードします。長さは10秒~6分です。
- 6種類の声から選ぶか、自分の声を選びます。自分の声を使う場合は、音楽が入っていない8~60秒の音声をアップロードし(歌声が最適ですが、話し声でも使えます)、「この曲の権利を持っています」にチェックを入れます。
- ミックスを設定します。ボーカルの音量は「小さく」「普通」「大きく」から、リバーブは「なし」「ライト」「ホール」から選びます。
- 必要ならタイトルを追加し、「カバーアート」をオンにします。AIが歌詞と曲の雰囲気から正方形のアートワークを描き、MP3に埋め込みます。
- 「この曲の権利を持っています、またはカバーは個人で聴くためだけに使用します」にチェックを入れ、カバーを作成をクリックします。
- ツール上で完成したカバーと原曲を聴き比べ、MP3をダウンロードします。
声と曲の権利について
声を複製できるのは、自分の声か、本人の同意を得た声だけです。実行するたびに、そのことを確認していただきます。曲は、自作曲や自分が権利を持つ曲を使ってください。個人で聴くだけなら、どの曲でも使えます。他人の曲のカバーを公開する前には、権利者の許可を得てください。
料金
料金は曲の長さによって決まり、開始前に表示されます。カバーの生成に失敗した場合、クレジットは返還されます。
| 曲の長さ | クレジット |
|---|---|
| 3分 | 33 |
| 3分、カバーアート付き | 40 |
| 4分 | 42 |
曲をアップロードして声を選び、ツール上でカバーと原曲を聴き比べましょう。
AIカバーを作る

